「ティアーズトゥティアラ花冠の大地」は後半から感動の嵐です!

「ティアーズトゥティアラ花冠の大地」は、アクアプラスのゲームソフトです。

もともとはPS3用で、PSPに移植されましたが、ゲームのジャンルが、「アドベンチャーとギャルゲーを併せ持つストーリー展開」なので、家の大きなTV画面で、堂々とやるには、少し恥ずかしく思えます。

よって、手元でちょこちょことやるのが手軽だし、イヤホンもつけてプレーできるところが、最大の利点と言えるでしょう。

ストーリーの最初の部分をざっと書くと、

世界には大きな「神聖帝国」と、小さな部族が点在して、同盟を組みながらも存在していました。

ブリテン島のような島国に住む「ゲール族」の族長の娘リアンノン(メインヒロイン)が星読みをする託宣者であり、いにしえの古代王国の王家の血を受け継ぐ存在であるため、神聖帝国の悪徳神官に、魔王アロウンの復活の生贄にされてしまいます。託宣者である妹を助けるため、主人公アルサルはリアンノンの救出に向かいます。しかし、魔王アロウンは復活してしまいます。

ここで、魔王は実は、古の王国の王と有効の関係にあり、もう一人の主人公でもあることが発覚します。親友の子孫のゲール族のリアンノンの夫となった魔王アロウンはゲール族当代の族長となり、主人公の青年アルサルと共に、リアンノンを生贄として殺そうとした「神聖帝国」に対して、同盟を破棄し、反乱を起こしていく、という話です。

ストーリーを進めるにあたって、過去の時代、古代王国はなぜ、どうやって建国されたのか。国王の親友だった主人公アロウンはなぜ「魔王」として封印されてしまったのか、そのあたりが少しずつ明らかになっていきます。

最大の見せ場は、アロウンの本当の正体と、彼の過去に起こした行動と、それによって守られてきた世界、という所でしょう。

最初は無垢で無知で何もわかっていない盲目的で愚かなアロウンが、次第に自我に目覚め、父親からの教えを受け継ぎ、膨大な犠牲を払って、世界の創造者たちに歯向かい、反乱を起こし、創造者たちが創造した人間という存在を、自由な存在にしようとするあたりの場面は、ストーリーもさることながら、声優の演技、スチルの美麗さ、そして音楽の素晴らしさが涙さえ誘うほど感動できます。

CERO-Bで、少し男性向けに作られてはいますが、コミカルな序盤はテンポがよく、女性でも充分楽しめるゲームですし、主人公が2人居ることで、ストーリーを理解しやすく、充分なボリューム、このゲームの中の歴史のようなものが感じられます。